彼女の「他の韓国人学生のように」という言葉が私の自尊心を傷つけたのだ。そして、韓国人のために外国語の習得ノウハウを開発することになったのも、この自尊心が糸口だった。自尊心をしつかりともつことが、外国語で自分の意見をきちんと述べることの土台にもなる。ある企業の語学研修で講師を務めていたアメリカ人は、この韓国人の自尊心を巧みに利用した。彼の担当科目は英語によるディスカッションだったが、授業ではいつも、韓国人や韓国社会に対して挑発的なことをいって生徒たちをけしかけていた。すると講師の話になかば本気で腹を立てた学生たちが次々に手をあげて、英語で反論を加えた。むろんそれが彼の戦略だったのである。「韓国人が積極的に英語を話すのは、酒が入ったときか、腹を立てたときだからね。ぼくは後者の方法をとったのさ」彼は笑いながら、そう打ち明けてくれたものである。これも韓国人が英語を話せるようになる一つの方法かもしれない。
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